適温のブログ

必要になった時のみ運用

移ろいゆく戦線

こんにちは。並行して行われている別の卓と比較すると、こちらは少し秋空寒い、ジリジリとした盤面となっています。大味なディプロマシーも拮抗するディプロマシーも、中々見応えがあります。(プレイヤーはどうでしょうか。)

 

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撤退可能な先は、伊:ルール、土:アルバニア です。墺のブルガリア陸軍は強制解体となっています。

 

1902秋、外交フェイズが終了して、少しだけ情勢の変化が見え隠れする、そんな盤面になりました。

英はスカゲラク侵入とスウェーデンの維持支援で対独の構えですが、北海ではなくイギリス海峡に入ったのはどのような理由でしょうか。「独に腹を見せる」意図の解釈で色々と変わります。露は、英の対称国の墺から土と同盟を組み替えており、このまま対独するのか対露するのかは、自国の利益と全体のバランスの取り合いで難しいところでしょう。

仏は対伊防衛で秋は収めた感じで、ブルゴーニュも領土回復できました。英の英仏海峡海軍と、それについてきたロンドン陸軍が気になるところです。まだ少し他の補給拠点には主力が遠いため、遠方の外交コントロールが重要でしょう。

独はスウェーデンを攻撃する対露と、受け渡したミュンヘンの回復に努めています。しかし東から露が迫っており、またスウェーデンも英露同盟により奪取できなかったため、1軍の増産でも不足しそうな不安な状況となっています。

伊は仏を攻撃しましたが全て弾かれてしまいました。ここから仏の領土を奪うには、英独のせめてどちらかの協力が必要ですが、協力してもらえるでしょうか。またギリシャを確保したものの、ミュンヘンの返却により増設ともなりませんでした。東から来る露土同盟の気配もあり、ブルゴーニュの陸軍を撤退させるか解体させ本土に軍を作るかで、動きが色々と変わりそうです。

露は先期にセヴァストポリ海軍を残したものの、今期は親土対墺に反転しました。また北軍は英と組み、複雑な状況ながらも北欧を維持しています。ここから1年遅れのジャガーノートとなるかどうかは、露にかかっていると言えるでしょう。その分、外交でそのカードをどう切っていくかで、露が衰退せずに成長する道を見つけたい所です。

墺はブルガリアが取得候補でしたが、ギリシャを伊に渡したために、支援不足で奪われてしまいました。露土同盟相手に4軍は心許ないです。ギリシャを渡した伊の協力を始めとする対土対露策が急務でしょう。 初年度に次いで外交が忙しくなりそうです。

土はブルガリアを奪還しましたが、ギリシャの軍は撤退となりました。この先どの補給拠点を狙うかによって、撤退となったギリシャ陸軍のアルバニア撤退または、解体からの本土増設が変わります。今までの外交や同盟の枠組みの流れと、今後の流れの計算によって様々な選択肢があります。伊と同様に、撤退した軍の処置が注目されます。

 

今回はこんな所です。こういったジリジリとした盤面では、各プレイヤーの一手一手の微妙な違いが大きく響くことがあります。慎重にプレイして上手く出し抜き、さらに最後まで気を抜かない事が要求されているように思います。