適温のブログ

必要になった時のみ運用

複数国家戦略④

色々あって、なんだかんだ過去記事を読んでいたら、全然書いてない部分があったので、下書きで終わるかもしれないですが残しておく意味も込めて書いていきます。

残っていたことを忘れていたのもあって、時間もないから結構手抜きなんです。すみません。

 

複数国家戦略の残りになります。

 

⑩墺伊同盟

露土ジャガーノートに対抗する目的で組まれることがある同盟。伊は基本的にレパント系かキーレパントの選択になる。墺側はヘッジホッグ系ではなくバルカンギャンビット選択の方が、成長速度として目的に合っていると思われる。

実際にジャガーノートでなければ瓦解するかというとそういうこともなく、露土激突するなら墺伊はそのまま成長できるのが優秀。墺側は伊の対土に協力しつつ、対露を行う。伊は対称国を失うが、状況により英独が変わってくれることもあるだろう。

拠点としては、海軍での維持しやすさを含めて考えると、伊が土領を丸々取得する形の方が墺としても安定しやすいだろう。Gre・Bluの分配や墺海軍をBlaに浮かべるかどうかは状況により要相談事項となる。

拠点数配分を考えると、少なくとも序盤は墺側優位で進めるべきだが、冠水後の伊海軍を西に向ける時間も考慮すると、4年程度経てば伊側を優位にしてMAtへの進出を急ぎたい。逆にいえば、そうならなければ墺伊激突は時間の問題になるだろう。これは、そこまで先を見なければ完遂が難しいことを意味する。

墺にとって、各種パターンの中では制覇の目が高い同盟となるため、魅力的ではあるが序盤を乗り越えられるかが最大の鍵となる。陸軍でMun・Berを取得するのはGSL越えでは比較的楽な方なので、東欧に残った伊領と合わせて奪えれば勝ちとなりうる。

伊側では、対称国を失うので旨みは低いが、ジャガーノートの危険性を排除しながら成長できるというのがメリットとなるので、最序盤の選択肢には入れておきたい。

 

西欧では、独は対露完遂後狙われるので、最初は良いが成長速度差で負けそうならEFG(西欧三国同盟)を視野に入れよう。そうでなければ生き残れない可能性が高い。もしくは、伊独で墺を挟撃するかだが、その場合は東に戦力を出せるよう早めに西欧で成長しておく他ない。

仏も対土後成長した伊に狙われるので、仏はEFGに比較的同意してくれる。伊を墺仏挟撃できるかもしれないが、被制覇の懸念を残す形になるだろう。

よって問題は英であるが、どちらに傾くかは難しいところ。その時の西欧の状況にかなり大きく依ると思われる。少なくとも初期は歓迎するだろう。

 

11.墺露同盟

非常に難しいが、不可能ではない。どちらかというと予定している状況から外れた場合にはそこそこ生じ得る同盟。例えば、対土包囲で合意したのに伊が全力で西進した場合などである。

最も注目すべきポイントは海軍数。露の北軍の状況によって様々だが、墺露どちらも、可能なら海軍を増設すれば長続きする。特に露側は、北欧取得や対独目的でStp増設なら比較的しやすいだろう。対土完遂後は露は北軍を中心にして対独・対英、墺は対伊・対独となる。ここで海軍の数が効いてくる。墺がTriに海軍を作ることは難しいが、露と仲が良いなら仏は味方になってくれやすいだろう。

 

英独伊は基本的に嫌がるというか、墺露の裏切りを誘発する方向で動くだろう。仏は前述の通りで比較的好意的に受け取られるだろう。

露はあまり外交の相手先を選びにくい傾向にあり、墺は長期で信用できるプレイヤーを求め相手のハードルが高いので、どちらかというと外交時間が短い、外交の少ないプレイヤーがいて信用できないなどで、制限があると生じ得る。

 

12.伊土同盟

墺露ほどは難しくない同盟。ただ組まれるのは似たような理由が多い。陸軍はどの国でも必要だが、特に東欧では海軍はさほど必要でない場合が多い。よって土が陸軍国として成長するならば、伊は対墺後西進して仏から西欧を攻略していくのがこの同盟。こうなり得るのは、伊が露を裏切るというか"見捨てた"場合だろう。対墺包囲で組んだのに露はStpシステムをした…等である。

 

独は最初こそ歓迎するかもしれないが、成長速度で負ければ離間が始まるだろう。英は墺が潰されるだけでなく、伊が海軍国として成長してくるので基本敵対する。仏も伊の最前線に来るので、EFG成立のきっかけになるかもしれない。

 

13.EFG(西欧三国同盟)

England、France、Germanの頭文字をとってEFG。どちらかというと東欧に負けないための防衛目的で組まれがちな同盟。例えばジャガーノートが思いの外早く、仏でも制覇の目が無いと思われたりすれば成立する。

長期的に組むならば、英は対露に終始して陸軍の増設もしていき、仏も対伊でMar海軍増設していく。独は双方を支援しながら対露・対伊・対墺する。独陸軍の要求される範囲が大きいので、独は海軍増設の余裕はほぼない。

 

初手から選択する場合、独が大きくなり海軍同士で英仏戦争になる…ということはあまりなく、どちらかというと仏の対独(独本土)や英の対独(北欧)、あるいはそれを懸念した独の反転はあるかもしれない。東欧としては土以外は基本嫌がるだろうが、それを覚悟して進めることになるだろうか。

 

14.英露同盟

北欧を分割しながら南下し対独していく同盟。対独後は、露は南に、英は対仏にという流れになるだろうか。綺麗に分割される範囲は不明瞭であるし、その効果のほども(露の北軍が強くはないので)高くはないが、その分奇襲性だけは高い。

 

墺土は嫌がるだろうし、伊も序盤には北軍に注力されると困るだろう。伊は対仏しても成果が上がらないので、仕方なく対墺か対土を選択するかもしれない。仏としては序盤対独することは歓迎だが、英が対仏に移行してから露が無視するとは思わないだろう。露にとって仏が信用できないのが前提に必要かもしれない。

 

15.東欧三国同盟

伊を除く東欧の三国(露墺土)で組む同盟。露土はスリングショット・ジャガーノートに近い形で序盤を進行する。ただしどちらかというと土陸軍で露海軍を解体した方が良いし、露はStpシステムを採用した方が速いだろう。西欧(例:スチームローラー)に対抗するためか、あるいは奇襲的に組むことになる。土は対伊、露は対英・対独、墺は対独・対伊を行う。

 

あまり知見が取れないため難しいが、仏は微妙な立場になるのではないだろうか。

 

 

まとめ

理論上だけで言えば、どんな同盟戦略でも取ることが可能。考えるべきポイントをいくつか挙げておくと、①その同盟を結ぶ上でのハードルはどこにあるか(短期/中期/長期のどこが問題になるか、拠点配分は比較的対等に行えるか)、②それを他国(特に遠方国)が見た時に、何と思いどのように行動するか。この2点である。

そして、もしどことも組めなかったり、条件がうまく合わないと感じるならば、条件が合うように行軍する他ない。防衛して耐えたり、侵攻して有利をとってから組み直すなどである。

そうやって外交を繰り返し、手を進め、どこかで全員を出し抜けば、きっと欧州の覇者となれるだろう。